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HONEY 何かに挑戦している人の話を聞くと、やる気と勇気が沸いてくる。 谷口さんのお話を伺った帰り道、綺麗に焼けていく空に大きな鯨のような雲が現れた。彼の逞しさと優しさを表しているような空だった。 谷口正樹さんは、奥様の正子さんと共に20年前に奄美大島へ移住した。大阪生まれ大阪育ちのお二人は、この島の自然に魅せられ自然と向き合う仕事がしたいと一念発起。マンゴーやパッションフルーツ、タンカンなどの果樹栽培の他、養蜂も行う農園M.M.farmを開園した。農園は自然豊かな山々に囲まれ、のどかな場所にある。今でこそ立派な農園だが、初めは木々が鬱蒼と覆い茂るジャングルで、そこを切り開くところからスタート。納得がいく果物が採れるまで8年ほどかかったという。今では谷口さんの果物は糖度が高く果肉も詰まっていると評判で、全国のファンから注文があり地元にはほとんど出回らないそうだ。 私たちはご縁あって、谷口さんの蜂蜜を10年前から取り扱わせていただいている。ほんのり苦みを含む深い味わいは、奄美の湿度が生む青々とした森を思わせてくれる。一度知ると、他では満足できなくなったとリピーターになる方も多い。 (写真:パッションフルーツのビニールハウス) (写真:マンゴーの手入れ) (写真:蜂の巣箱) 谷口さんが養蜂している蜂は、四季折々の花の蜜を集めている。丁度取材をさせて頂いた1月末頃、蜂たちが集めているのは緋寒桜や千年木、ツワブキ等の蜜で、ちょうど花に止まっている様子も見ることができた。働き蜂の寿命は約2ヶ月程度で、その間生まれてからの日数ごとに仕事を役割分担し、最初の一月は巣の中で巣の掃除や育児を、残りは外で花の蜜を集める。 「果樹栽培も養蜂もトライ&エラーの積み重ね。それは一生続くだろうね」 天候などに左右され、気候によっては採蜜が難しい時もあり採蜜は蜂のタイミング次第。そんな貴重な蜂蜜『原生林の雫』は、奄美の自然からの恵みの雫であると同時に、地道に自然と向き合いながらゼロから作り上げてきた努力の賜物でもある。 今回取材で直接お話を伺い生産者の熱い思いやこれまでのストーリーを知れたことで、谷口さんの蜂蜜がより好きになった。そして、生活者として何を選ぶかということは、誰を応援するかに繋がるという大切な事にも気づかせてもらえた。 「僕はただ蜂のお世話をしているだけ。凄いのは働き者の蜂たちと奄美の豊かな自然。だからお客様には出来る限りリーズナブルな価格で食べてもらいたい」と値段は販売当初から変わっていない。 非加熱・無添加で、10種類のビタミン、22種類のアミノ酸、80種類の酵素、10種類の有機酸、ポリフェノールや若返り効果のあるパロチンなど、150種類以上の栄養成分が含まれる蜂蜜はまさに究極のサプリメント。毎日食べ続けると抜群の殺菌力で風邪や食中毒の予防、胃腸や便秘、虫歯などにも効果が期待される。加熱したり熱い飲み物に加えるとせっかくの酵素が台無しになってしまう為、加熱せずに生で食べて欲しいと谷口さんは熱く語る。ヨーグルトなど他の発酵食品と一緒に食べるとより効果が期待できるそうだ。 生産者の思いと自然からの恵みがギュッと詰まった貴重な蜂蜜『原生林の雫』。 この機会にぜひご賞味いただきたい。 photo, text _ Chihiro Hidaka
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